ほんのり明るい

日常に、ちょっといいこと見つけよう。影があるから光があるよ。

牛乳石鹸CMの何がダメなのか

牛乳石鹸のCMが炎上しています。

私もうっかり見てしまい、モヤモヤしました。
はっきり言って、ストーリーは私の好みには合いませんでした。でも、ここでは自分の好みは置いときます。

モヤモヤするのはなんでだろう、と考えるうちに
、このCMの問題点は「広告の用をなしてないこと」だと思い至りました。

企業が広告を出すのは、「商品を売るため」です。それがイメージ広告だとしても、知名度を上げたり好感度を上げたりするのは、商品を売りやすくするためです。

でも、あの広告を見て石鹸を買いたくなる?私ならむしろ、売り場で見かけても避けますね。

ストレスを洗い流してスッキリしましょう、という主旨としても、登場人物の暗いストレスだけが印象に残り、さわやかなイメージは湧いてこない写真や映像でした。共感を呼ぶにしては、商品の購買層に合ってないと思われますし、一体なんのための広告だったのでしょうか。

趣味的な商品であれば、とんがった広告で炎上することで、ニッチな本当の顧客をつかむことができるかもしれません。
でも、今回は石鹸の老舗メーカーです。たしかに、名前は思い出してもらえるかもしれませんが、ニッチな層よりも、広く浅くを狙う王道の方がよかったのでは。
または、せっかく「牛乳石鹸、よい石鹸♪」というすばらしいメロディー付きの名コピーを持ってる会社ですから、ニッチを狙うなら「レトロかわいい路線」などもあったでしょう。

一方、不幸せそうなパパのストーリーや、コピーと笑顔のミスマッチが異様な女性管理職の画像は、とりあえずインパクトはありました。企業CMではなく、ドラマや映画であれば共感も呼べたかもしれませんし、問題提起の話題作になったかもしれず、これはこれでもったいないです。

広告として成り立ってなさそうな広告。
牛乳石鹸にとってもストーリーにとっても、不幸なマリアージュだったんじゃないかと、部外者の私は勝手に思ってます。